【悲報】クーロンズ・ボール・パレード終了。異例の大増23P回で20話打ち切りへ。

クーロンズ・ボール・パレード

こんにちは!

今回は、残念ながら打ち切りになってしまった『クーロンズ・ボール・パレード』について
話していこうと思います!

個人的に嫌いではないので、いい所も抑えつつ、
本作について語っていきたいと思います。

作家プロフィール

原作

鎌田幹康(かまだ みきやす)

 

高校の国語講師として働きながら、漫画の投稿をしていた模様。

2015年『スカードッグ』でヤングアニマル月間マンガ賞 10月期 NEXT YAにて佳作。

このため、原作者だが、絵も上手い。

作画

福井あびし(ふくい あびし)

 

2002年にアフタヌーン四季賞佳作
2003年 ヤングマガジンアッパーズ新人賞 奨励賞
2005年 小学館新人コミック大賞 第57回 少年部門 入選(「護って騎士」)

『ゲッサン』にて『マコトの王者 〜REAL DEAL CHAMPION〜』連載 全7巻
『嘘つきは殿様のはじまり』連載 全5巻
『週刊少年サンデー』にて『アノナツ』連載 全3巻
『月刊プリンセス』にて『Re:スケバン刑事』連載 継続中

多方面で活躍するベテラン作家。

クーロンズ・ボール・パレード

あらすじ

甲子園常連の超名門「白凰学院・野球部」入部を夢見る少年・小豆田玉緒。 念願の白凰入部を目指し、日々ストイックなトレーニングと研究に励む彼はついに入部試験当日を迎えていた。 しかし、グランドに突如現れた謎の天才投手・龍堂太央との出会いが彼の運命を大きく変えてしまい――!? 少年よ、笑われるような夢を抱け!令和の新王道野球譚、開幕――!!ジャンプ公式サイト

ストーリー性

運命的な出会いでバッテリーを組むというのはありがちだが、
入学前に仲間集めをするという斬新なストーリー。
野球も丁寧に解説されており、すんごく丁寧。
経験者から初心者までしっかり楽しめる内容。

作画

一般的にとても上手いというわけではないが、
安定した作画、キャラのかわいらしさと、
作品にとてもあっている絵柄だと思う。
個人的にはすごく好み。椿くん可愛い。

課題点

よく言われているのが『テンポ』が悪いという所。
仲間を9人集めるのだが、1人に結構な話数を割いている。
その結果。4人集まった後に打ち切りが決まったのか、
猛スピードで9人集まった。

個人的に丁寧に物語を作るのは悪くないし、
むしろキャラクターの深堀もできて、共感を誘ったり、
魅力が伝わるので、椿くんが好きになったりと、
メリットがあったと思う。

しかし、ジャンプは常に戦場の世界。
面白くない作品、売り上げが低い作品は、容赦なく打ち切られる。
今回ストーリーに関しては、とても面白いと感じたところが多かったので、
テンポが悪くなることにより、読者に見放されてしまったのではないか。

『アンデットアンラック』は、作画の古臭さ、ストーリーの難解さがあるが、
とても進行が速く、決めるシーンはしっかりと決めることにより、
読者の心を上手くつかんで、現在も連載が続いている。

『サカモトデイズ』は、現在ジャンプで人気上昇中のアクション漫画だが、
肝心の主人公の坂本さんのキャラが未だに上手くつかめないのが欠点だと思うが、
アクションの魅せ方がとても上手く、ストーリーの粗さが気にならない。

これを踏まえると、『クーロンズ・ボール・パレード』は
丁寧にやり過ぎたのがダメだったのかなとしみじみ…

奇妙な増ページの連続

人気がある作品は、たまにカラーページが無いのにページ増になる時がある。
その時は、前号の次号予告に『大人気御礼!!大増23p!!』と記されている。

しかしこの作品、何度も増ページが与えられたのにも関わらず、
一度も大人気御礼とは書かれなかった。

そして、短期打ち切り作品は大抵カラーや増ページが貰えないが、
最終回も大増23p、前号でもしっかりと予告されていた。

単行本のページ調整というのも考えられるが、
原作と作画が分かれているので、作画の筆が速かった可能性も考えられる。
どちらにせよ、人気による増ページではないと思うので残念…

中々苦しいジャンプの野球漫画

『ミスターフルスイング』以来、15年以上野球漫画のヒット作が生み出せず。
ほぼ半年で打ち切られている。
しかし、年々スポーツ漫画が減っている状態にあり、
現在スポーツ漫画は1作品も連載されていない。
※『アオのハコ』は場合によってはスポーツ漫画扱いされるが、
とりあえずは恋愛漫画と判定する。

サッカー、野球は特に鬼門状態となっている為、
連載が続かないというジンクスを、誰が壊してくれるかは今後も注目です。

まとめ

正直に言います。好きでした。
しかし、当初から打ち切られる予感はしていたので仕方ないですね。

ただ、終盤の打ち切り漫画特有の時間経過は
やらなくてよかったんじゃないかなと思います。

作品のテンポは一定であってほしかったですが、
ジャンプ漫画の宿命。悲しいですが、これが現実です。

鎌田幹康先生、福井あびし先生の次回作に乞うご期待です!

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